IE9ピン留め
2010年 01月 11日
遺言ツアー
有馬でうまいものを食べて遺言を書く。
という「遺言ツアー」をご存知ですか?

「遺言」という「死」にからむマイナスイメージの言葉と
「ツアー」といういわば遊び感覚の言葉を融合させた
とてもうまいネーミングです。

これは私の飲み友達である
大阪の編集プロダクション「プレスサリサリ・コーポレーション」
代表の福川氏の発想と
遺言には「気持ちを伝える」発想が必要だと考える
行政書士の高木氏の思いがひとつになって
そこに心理カウンセラーの八木氏が加わって成立した企画です。

遺言ツアーの発しているメッセージは
相続を争続にしないという
信託銀行や弁護士、コンサルタントの高邁な発想とは一線を引き
家族や関係者に自分の「思いを伝える」
ことを最重視する。

だからこそ
うまいものを食べてお湯につかって
自分の心と前向きに向き合うことが重要なのです。

そのために
行政書士が法的な不備をなくすこと。
遺す方、遺される方にストレス」を遺さないために
心理カウンセラーが必要であること。
そしてもちろん
「附言」という文章を書く以上文章としての精度も必要
と言う点でプロの文章家が必要。

「思いを伝える」ことを主眼としたことで
この遺言ツアーの模様は
毎日新聞、産經新聞などの各紙
朝日放送、毎日放送、読売テレビなど関西ローカルTVの
各夕方のニュース番組で取り上げられ
マスコミ関係者の間でちょっとした話題になっています。

「思いを伝える」
今の世の中これが一番難しいことは
我々広告業界の人間こそひしひしと感じているテーマです。

# by meimei-do | 2010-01-11 18:22
2009年 01月 05日
遅延証明書付きICOCA
1月5日。
激動の2009年の仕事がスタートしました。

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくおつきあい下さい。

さて、
JRの六甲道駅についてすぐ耳についたのがJR名物の電車の遅れをわびる放送。
本日のお詫びは
午前7時30分頃に甲子園口付近で起こった人身事故により普通電車で50分以上、
快速で30分程度の遅れ。














もうスッッカリ慣れてしまっている乗客は
たんたんとホームへ上がり
遅れていようがいまいがとりあえずきた電車に乗る。

ふだんよりは幾分込んでいるだけで
さほど状況が変わっているわけではない。

変わっているのはJR職員のお詫び放送がただやかましいだけという状況。

大阪駅へ着いて
ふだんと違うのは遅延証明書のおかれたところに人が群がっていること。
列車の発着時刻を告げる電光掲示板がやたらににぎやかなことぐらい。

初出勤の日にも関わらず
もう誰もハラも立てていないし、さほど血走って急いでもいない。
こういうのを「慣れ」というのだろう。

それほど日常茶飯事に遅延がおきている。
その原因はほとんどが
・人身事故
・踏切事故
・線路内への立ち入り
・濃霧

そりゃ岡山県の近くから兵庫県、大阪府。京都府、滋賀県、
最近は福井県までの間を走るから
そのどこかで事故が起こる確立は高い。
しかしあの尼崎での列車脱線の惨事以降あきらかに遅延は多くなっている。

これは安全への配慮なのか
それとも怠慢なのか
あるいは線路やホームのあり方、ダイヤの組み方に根本的な問題があるのか
どれかかその複合によるトラブル発生なのでは。

まいどまいど紙で、下に懐かしいM型の切り目をいれた遅延証明書を発行するのも
手間だし環境にもよくない。

改札口をでる時「ピッ!」となると同時に
遅延証明書がデジタル化されて記載される
遅延証明書付きICOCAにしたらいかが。
国鉄いやJR殿。

# by meimei-do | 2009-01-05 10:49
2008年 11月 13日
電話のない王国











会員になると3000ポイントをもらえるということで
先日、下の娘が楽天の会員の申込をしたときのこと、

会員になって個人情報を楽天に提供した後
その3000ポイントを使って買い物の申込をしようとしたとき
うまくいかない!

何度もやり直して
上の娘も巻き込んでパソコンを相手に悪戦苦闘していた。
私自身はネットなどで買い物する気などなく全くどうしていいかわからず
お手上げ状態となりました。

とにかくなんどやってもうまきかないという現実だけが残り、
家族にストレスがかかってイライラ状態でした。

そこで電話で問い合わせるべく連絡先探しが始まったわけです。

しかし、ない!

探しても探してもフリーダイヤルはもちろん、普通の電話番号すらない!
普通入っている会社概要の住所表示にも電話番号が入っていない!

つまりこの楽天という会社は電話によるコミュニケーションを拒否している会社なのです。

そこであれ!と思ったのは
まだ楽天のはじめの頃楽天市場への出店の資料請求をネットでしたところ
1分後くらいに
楽天の営業から電話がかかって来てびっくりしたのを思い出したからです。

おそらく今もその三木谷流のやり方が変わっていないと思うので
今回のイライラを重ね合わせて考えると

自分の方から営業にかけるのはいいが
不特定多数のお客さんから電話されるのはイヤ!という社風です。

とにかく聞きたいこと疑問があったら、全部ネットにあげてあるから(そんなことあり得ない!)
自分でネット上を這いずり回って探し出して3000ポイントを使いたかったら使いなさい。

というスタンス。

何時間かかろうがお宅の勝手。
いやならやめれば良い、本心はそういっているのではないかと思います。

したがって
うちには個人情報を差し出した悔しさと
つながることを拒否された無念さと
使えない3000ポイントだけがむなしく残っています。

巨大企業の成長した三木谷楽天王国には、
お客のナマの声を聞くチャンネルを閉鎖した
電話のない王国なのです。


# by meimei-do | 2008-11-13 12:40
2008年 11月 05日
言葉と風景












ちょっとおもしろい発見をしました。
風景の中に言葉を入れると新しい意味やメッセージを持ってくることです。
普段、ポスターやパンフレットの制作で
当然のように写真にからめてキャッチやコピーを入れているのですが、
写真のように一体化させることで、言葉も風景もおもしろくなってきます。
これはちょっとした発見です。

で、
この写真ですが、
先日から大阪の藤井寺の方へ3回ほど行く仕事があったのですが、
その途中、近鉄「布施」というところにある布施神社で撮ったものです。

ここでちょっと有名なのが、
言葉のアーティストとして有名なイチハラヒロコ氏のつくった
恋みくじです。

一度実物を見てみたかったので、藤井寺へ行く前に途中下車してその
布施神社へお参りして早速おみくじを引いてきました。

結局、そこで4回もおみくじを引くはめになってしまいました。

まずお賽銭を入れてお願いごとをしてから
そばの社務所でちょっと恥じながら恋みくじを引いてみました。

出たのは「第十七」番。

出て来たのが写真の「別れるかも」

おお、なんだこれは!
誰と別れるねんと心で叫んでいると
社務所の女性がきちんとフォローしてくれました。

「悪い方にとるよりも、嫌なことと別れるという考え方もありますよ」

なるほど!

で、「すみません、もう一度引いてもいいですか」

ともう100円払って引いたのが、「第二十九番」

「お気の毒」

エエエッー!!なんじゃこれは!

というわけで、さらに100円払って再チャレンジ
なんと、次に引いたのがまたまた「第十七番」

すみません、ちょっと引き直してもいいですか?
とむりやりお願いして再々チャレンジして

第十八番
すきなら
好きと、
言えよ。

がでました。これでやっと終われる!

で上の記念写真と相成った次第です。

同じように言葉を生業とする身からみても
イチハラヒロコ氏のあのスルドさはすごい。

おもしろい体験でした。



# by meimei-do | 2008-11-05 11:27
2008年 10月 11日
コピーライターの仕事       
公明党の回し者ではないのですが、
事務所の回りに結構貼ってあるのでつい気になって見ています。
どういう意図で制作しているのかはわかりませんが、
コピーライターが主導している仕事であるのは間違いないでしょう。

この夏から現在までに見かけた新しいバージョンのポスターをご紹介します。
いいのもあれば、いまいち良くわからんのもあります。


























































青いって
ことは
未来がある
ってこと。

 青くないものには未来はない!

元気がないん
じゃない。
元気のやり場が
ないだけだ。

ほんとその通り!

危機
一指。

 なんのこっちゃ!?

贅金
カット。

 公明党って与党だよね。

打倒
CO2!!

 オイオイ・・・

ブームは一瞬。
健康は一生。

 わからん!

という次第です。

とにかくコピーライターががんばって仕事をしているのがうれしい。

余談ですが、
上の記事は何度もやり直して、マックではうまく写真が並んでいます。
写真が複数になると
レイアウトがぐちゃぐちゃになるのはなぜ?
プレビュー通りになぜ表示されないの?

ひょっとしてウィンドウズの人はちゃんと見えてるのかな?

# by meimei-do | 2008-10-11 14:15 | コミュニケーション
2008年 08月 12日
公明に座布団、一枚。      
そのB3の黄色いポスターを見かけるようになったのはこの1.2週間。
きょうはそのポスターの写真を撮ってきました。





ほぼキャッチだけのポスターに
書かれたコピーは
左のように

幸せな2人が、
一番苦しかっ
たりする。






言っておきますが、私は別に公明党支持者ではありません。
しかしこのポスターは、気になっていました。

なぜいまこんなポスターが登場したのか?
何を思って作成したのか?
何か作る意味がなければお金が出ない世の中で、
こういうメッセージポスターがポンとでてきているのが不思議。

そんなことはおいておいて、
このコピーはけっこう奥が深い。

「幸せな2人」といえば、通常は「若い2人」をイメージする。
「若い2人」の方が意味はわかりやすい。しかしおもしろくない。
そこで、「幸せ」と「苦しい」の落差を意図的に作って
キャッチをおもしろくしているのかな?

「若い2人が一番苦しかったりする」のであれば
キューポラのもっと昔から変わらない当たり前の話。
しかしポスターは「幸せな2人」としています。

幸せな2人とは誰?
なぜ苦しかったりするのか?

結婚したいと真剣に考えているオカマの恋人たち。
夫が余命半年の宣告を受けた後、苦しみを乗り越えた夫婦。
談合がうまく行った後の仕切り屋のボスと落札担当者。
支払い期限をなんとか乗り越えた債務者ととにかく回収した債権者

とにかく
一筋縄でいかない現代の空気感を感じさせるポスターです。

しばしの幸せとその後の苦しみを表現したこのポスターを作成した公明党に座布団1枚。





# by meimei-do | 2008-08-12 18:03
2008年 07月 27日
ヒアリングが言葉を鍛える。      
先日、言語化ということに関して
「言葉のほとんどは、自分が創造しているのではなく、
対象の中に眠っている「概念」を見つけだしているに過ぎないということです。」

というようなことを書いたことに東京の友人のコピーライター氏が、
以下のようなことを教えてくれました。

昔、コピーライターの岩崎俊一氏は、
「どんな消商品なりシステムなり、
生まれてくる必然性(理由、存在価値)がある。
そこを見つけていくのがボクらの仕事」、と書いてました。

AD佐藤可士和氏は著書の中で、
「いくつ仕事してもアイデアは枯れない。
課題の解決策はその商品、システム、企業の周りにある。自分が考えるというより、
それを見つけること」
という風なことを書いていました。

AD副田高行氏は、
「昔は人と違う方法で、何が何でも自分のオリジナリティで
広告を作ろうと考えていたが、いまはそんな考えは捨てました。
商品、企業にあわせてクリエイティブの方法があるので、最初から構えず、
それにふさわしい方法を見つけて」
というようなことを、どこかに書いていました。

スター制作マンが同じようなことを考えているから自分もえらい!いうよりも
結局、僕らの仕事の本質ははじめにクリエイティブがあるのではなく、
出会に気づくのが第一歩あり、
その出会いを納得のいく表現に昇華していけるかどうかが鍵。

だから、言語との出会いの基本は、ヒアリングだと思います。
制作の人間特有の先読み、推測機能を封印してでもまず聴くこと。
主張よりも、知識の披瀝よりも、まとめよりも、
まず聴こう。

聴かなきゃ、大事な言葉に出会えない。


# by meimei-do | 2008-07-27 00:33
2008年 07月 25日
ジョン・ローンでノーローン         
シンキという当時姫路に本社があった消費者金融の会社が、
これまでにない新しいサービスの商品を世に送り出したいので、
広告キャンペーンの提案をして欲しいと言う依頼が
神戸の知り合いのプロダクションにありました。

それでそのプロダクションの人と一緒にオリエンテーションを受けた後、
提案したのがタイトルの「ジョン・ローンでノーローン」でした。
みんなで楽しくわいわいやりながら「それオモロイやん」という
クラブ活動的ノリで出したのが、
シンキでそのプロジェクトのリーダーをされていた専務に気に入られ通ってしまいました。

さあ大変です。

誰もその当時、ハリウッド映画「ラスト・エンペラー」でスターダムにのし上がったで
ジョン・ローンの連絡先など知りません。

そこで私が以前務めていた広告代理店でとてもお世話になったS局長に相談に行きました。
そこからは、ほんとうに長くて苦しい仕事の始まりです。

いろいろなルートからジョン・ローン氏にアプローチしたのですが、結局出演OKとはならず、
紆余曲折を得て生まれたのがこのビジュアルです。

キャッチは、
「早く返すと、いいことあります」




















これに決まるまでが大変でした。
当時の広告業界は消費者金融の広告出稿に関して厳しい規制を設けていて、
四大紙は、確か金利などを表示しないイメージ広告なら出稿OK.

しかしこの新商品のウリは、1週間利息がつかないこと。
1週間以内の返済すれば、利息は「0」。
次の日に、また借りて1週間以内に返せばまたまた利息は「0」
というサービスです。

クライアントはもちろん
公正取引委員会
大蔵省(当時)ので出先機関の近畿財務局
貸金業協会
メディアの表現規制

キャッチもコピーもすべてチェックされダメ出しをくらい
決まったのがそのコピーでした。

四大紙でもテレビでも大手を振って出稿している今からは
想像もできないハードワークでした。

1週間無利息キャッシングというショルダーと
「0」をモチーフにしたロゴタイプは今も使用されています。


# by meimei-do | 2008-07-25 14:13
2008年 07月 21日
知らぬ間に。         
人と社会の「快」をつくる。















人と社会の「快」をつくる。
は、
某製薬会社の企業スローガンとして使用されている言語です。

その言葉は、そもそも写真のような
社員向けに会社としての考え方をアピールして
全社一丸となって市場に向かっていくための、
いわば社内がため用ツールのスローガンとして開発したものです。
確か大手広告代理店からプロダクションを経てその仕事にかかわったのが経緯です。















これが、企業スローガンとして使用されているのを発見したのはずい分後の話。
もちろん、プロダクションからも代理店からも一言の断りもありません。

知らない間に企業スローガンになって、知らない間に定着していた、
という感じです。
自分の権利にも、他者の権利にも甘い、大阪らしい情けない話です。

言葉を開発した発想は、
製薬会社でありながら、トイレタリー商品で有名になっている企業活動の中で、
企業としての社会的な意義を明確にするという視点で、
この会社って何だろう?
を追求していった結果この言葉に至りました。

薬品もトイレタリーもともに人や社会の「快(ここちよさ)」をつくっている
だからもっと誇りを持っていいんだという認識です。

これを書いていて、ある友人のコンサルの話を思い出しました。

彼は、シアトルに本社のあるカジュアルブランドが好きで、
いつもその店へ服を買いにいっていたそうです。
ある日仲良くなった店長にいつも来るDMのデザインについて
「この内容をもっとメインに大きく目立つようにした方がいいよ」とアドバイスしたのだそうです。

その話が東京からどういう経緯で本社へ行ったのかわかりませんが、

一度それをやってみようということになってDMを変えた結果売上が伸びたのだそうです。
そこで、これを言い出したのは誰だということになって、
先の東京の店長が呼び出され、ついに友人のコンサル氏のことが判明しました。

その後、本社から社長がコンサル氏に会いに東京まで来たそうです。

今ではそのコンサル氏は月に1回、
シアトルへ機中2泊のとんぼ返りコンサルで会議に出席しています。

大阪も変わらなければ。


# by meimei-do | 2008-07-21 09:48
2008年 07月 19日
言語化のシーズ その1







もうずいぶん昔の話。
言語化ということの意識のないまま作ったキャッチフレーズがこの言葉。
兵庫県の龍野市にある2第産業
「揖保の糸」のブランドで知られた「兵庫県手延素麺協同組合
そしてもう1社が
「ヒガシマル醤油株式会社」
その2社を巻き込んだ広告ができないかと言う相談を受けて
原稿用紙の裏にエボニーの鉛筆でキャッチ案をいくつか書いて
クライアントにもっていきました。

ラフも何もなく、キャッチだけ。
それで新聞掲載が決まった。
この時、漠然と「言葉ってすごいやん!」とsキャッチの重要性を感たと思います。

新聞原稿としては3回のシリーズで制作し掲載されました。
いまでも究極のコピーだと思っています。
言語化の原点となった仕事です。





# by meimei-do | 2008-07-19 11:45


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